AppliQuéを愛用しているユーザーインタビュー、第1回目はニット作家の「小宮山ゆみこさん」です。
小宮山さんは[mudcake]と[piece]という2つのブランドを持つニット作家さん。岐阜県の縫製工場の娘として生まれ、妊娠・出産後に手紡ぎの毛糸に魅せられ、編み物の世界にどっぷりと浸かるようになりました(詳しくはこちら)。ヘッドホンやドレッドキャップのようなインパクトのあるものは[mudcake]、大人のニットは[piece]、ハンドメイドマルシェなどに出店しつつ、インターネット販売もしてます。
そんな小宮山さんの愛用バッグがAppliQué70デニム。デニム地に合わせてある和柄の布は、実は小宮山さんが森ノファクトリーに寄付してくれたものでした。2016年の熊本地震の復興支援チャリティイベントに出店していた小宮山さんは、仲間の出店者のもとで見かけたこの布を求め、いつか何かに使おう、と思っていたそうです。
「私自身、縫製もできるので自分で何か洋服でもつくろうかなと思っていたのですが、この布は少し主張が強くて。自分が好きな布で、好きな服をつくると、全身が自分テイストになってしまうのもどうかなあ、と思っていて、ずっとタンスの肥やしになっていました(笑)。そんな時に、仲間と一緒に出店していた森ノオト主催の“こども服リユースサロン”で、森ノファクトリーが寄付を受け付けていたので、この布を寄付したんです」
小宮山さんがこの布と再会したのは、2017年10月に開催されたAppliQué初の展示会「-ここから-」でした。
「ああ、こんな風に生地を使ってくれたんだ、って嬉しくなって。私の想像以上のモノになって返ってきた」と、一番ビッグサイズのAppliQué70を買い求めてくださいました。
AppliQué70の出番は、もっぱら出店の時です。ハンドメイドマルシェなどのイベントで販売するために、ニット帽やルームシューズ、セーターなどの商品をジッパー付きの袋に小分けして、ガサッとAppliQué70に入れます。キッズ向けのヘッドホンキャップを被るマネキン2体もコロンとその中に入ります。
前ポケットには、ちょっとしたニット作品の修復に使うパーツケースを、そして内ポケットにはプライスカードを入れているという小宮山さん。
「AppliQué70は、商品を陳列したあとは小さく折りたためるのがいいですね。作家仲間からも、“これ、便利そうだね!”“私も欲しい”なんて声を聞きますよ。デザインとして突き抜けているんですね」といいます。
森ノファクトリーのイベントで「糸つむぎワークショップ」の講師として活躍したり、地域のカフェでのものづくりイベントで先生になったり、パンを出したりと、クリスマス時期には友人たちに頼まれてシュトーレンを焼いたりと、多彩な才能をもった小宮山さん。
「たくさん焼いたパンを運ぶのに、番重(パン箱)をそのまま入れられる大きさなのもいいですね。私の使い方はちょっと特殊かもしれないけれど、用途が決まっているからこそ、AppliQué70は出店用! と決めて、出かける時の相棒みたいな存在です」
取材の日も、AppliQuéの新作を見ながら、「メイドインジャパンのクオリティだよ! すごく技術が高い」と太鼓判。縫製工場で培った目と作家としての美的感覚で、AppliQuéにいつもあたたかいエールを送ってくれる、頼りになる小宮山さんです。
小宮山ゆみこさんのブランド[mudcake][piece]のホームページ
小宮山ゆみこさんの出店情報
雑司ヶ谷手創り市(大鳥神社会場)
2018年2月18日(日)10:00〜1600