
布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすため、2023年から地球環境基金の助成を受け始まった「めぐる布市」出口を広げるプロジェクト。
3年目となる2025年度は、助成3年目の節目の年となった2025年度は、モニター団体での活用事例の発信、「めぐるなかま」としての福祉作業所や若者支援団体との作業連携をさらに進め、関わる人を増やしてきました。
また今年度も引き続きモニター募集を行い、地域の福祉団体や、居場所づくりのコミュニティなど、新規で18団体にご参加いただきました。
この1年を振り返り、2025年度の活動報告と、ご協力いただいた団体をご紹介したいと思います。
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今後、めぐる布市への視察・研修プログラムを体系化し、各地で同様の取り組みを立ち上げたい団体・個人を支援するため、「めぐる布市」のコンセプトブックを制作しました。

毎年開催している象の鼻テラスに加え、髙島屋横浜店やアートフォーラム横浜など外部会場での開催機会を広げ、めぐる布市の認知向上と循環の裾野拡張につなげました。

ハギレや端材の活用による循環の出口を広げるとともに、福祉との連携による持続可能な制作体制を構築することを目的に、昨年度より継続している委託制作を当初1箇所から5箇所へと展開しました。
パッチワーク用のカット布(写真左)を作ってくださっている福祉作業所は、
生活介護事業所 ミコミコ(横浜市旭区)
社会福祉法人 紡 夏の空 (横浜市旭区)
NPO法人 ぷかぷか (横浜市緑区)
社会福祉法人 グリーン (横浜市青葉区)
布や端材をセットにした「つめつめセット」(写真右)の制作やワークショップの素材作りを請け負ってくださったのは、
よこはま北部ユースプラザ(横浜市都筑区)です。
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横浜市都筑区にある港北幼稚園のサークル団体です。
想像以上の素材量に驚きつつ、子ども向け制作のアイデアが広がりました。幼稚園フェスで毛糸やビーズを使った商品販売や、各学年の出し物(海賊船や衣装制作)に活用。園外や姉妹園WSにも展開しました。素材を自由に使える環境がサークル活動を活性化し、作品の幅とものづくりの楽しさが大きく広がりました。

横浜市港北区にある新羽中学校では、図書館活動での活用です。
届いた資材を教職員に紹介すると、皆が目を輝かせて手に取り、イベントへの期待が高まりました。織りによるコースター作りに活用し、色とりどりの毛糸や裂き布のおかげで見栄えのする準備ができました。5日間のワークショップは図書館に希望者が押し寄せる盛況ぶりで、ものづくりや手仕事への関心の高さを実感しました。

「ウェルカムベビープロジェクト」は、まち全体で赤ちゃんの誕生をお祝いし、子育てを応援できる社会になることを目指している団体です。戸塚支部は、横浜市戸塚区において、2016年に地域と企業から「出産祝い」をお送りすることからスタートしました。
多様な布やひもなどの資材を活用し、出産祝いに添える巾着を地域でつくる「巾着おくりプロジェクト」を開始。試作品づくりやキット準備、みんなで縫う会などを通じて多世代が関わり、交流の場が生まれました。余った資材はイベント装飾や地域団体の活動にも活用され、布と人のつながりが広がっています。

2025年4月から横浜市青葉区で始まった「こども手しごとカフェ」。子どもたちと一緒に初めての手芸や、調理の体験をする場を開いている団体です。
見本を示さず自由制作に取り組みました。子どもたちは友だちの作品を参考にしながらも、自分らしさを出そうと工夫し、とても個性的な作品が生まれました。好きなものを選び形にする体験が、「自分は自分でいい」と思える力につながっていると感じます。想像以上に多くのフェルトを活用でき、材料から活動が広がったことも印象的でした。今後は入学グッズづくりにも取り組みます。
https://applique.morinooto.jp/project/kodomoteshigoto.html

「つづき くるりん環」は、環境に関する素朴な疑問や気づきを共有し、都筑で人とつながり、モノ・人・知識などあらゆる資源を「循環できる地域」を目指して2025年より活動している団体です。
想像以上に可愛い柄や色のハギレが届き、制作意欲が高まりました。学童でコースターWSや野外イベントを実施し、フェルトやビーズ、ビー玉も活用。初めて縫い物に挑戦する子や試行錯誤する子など、多様な姿が印象的でした。今後はブンブンゴマやミサンガWS、小学校の総合授業でのアップサイクルにも展開予定。学校との連携で循環の出口が広がると感じています。
https://applique.morinooto.jp/project/kururinwa.html

横浜市を中心に、理科のおもしろさや、ものごとを深く考える楽しさを大切に活動をしている理科クラブ。
学童保育でお正月飾りとして糸かけ曼荼羅を制作しました。子どもたちは多彩な糸から3色を選び、組み合わせで雰囲気が大きく変わる面白さを体感。保護者や外国人スタッフにも好評で、海外の家族への贈り物にもなりました。譲渡糸は企業からの寄付廃材を組み合わせた企画として環境教育プログラムへ発展予定。日常工作にも継続活用しています。
https://applique.morinooto.jp/project/rikaclub.html

「レンズ」は、幼児から小学生を対象にした「クリエイティブラーニングスクール」として2025年4月、東京都世田谷区池尻でスタートしました。
提供された素材は、子どもたちの「まち」のクラスで行われた神輿づくりにも活用されました。試行錯誤しながら素材を集めて形にする過程そのものを楽しむ姿がありました。子どもたちにとってリユースは特別なことではなく、自然に大切に使うもの。素材の背景や物語まで想像できる宝物だと感じました。
https://applique.morinooto.jp/project/lens.html

横浜市青葉区美しが丘を拠点に、月2回集まり布の作品作りをしながら、バザーに出品し全額寄付をすつという活動を14年間続けている団体です。
多様な素材が届き、何に使えるかメンバーで話し合いながら制作を楽しみました。看板娘の「結ちゃん人形」の髪の毛や洋服のパーツ、靴づくりに活用し、柄や素材の組み合わせを皆で工夫しました。今後も小物づくりなどに広げながら、いただいた素材を無駄なく生かしていきたいと考えています。

横浜市港北区で、精神的な障害を抱えながら、地域の中で生活している人たちをサポートしている団体です。
刺繍バッグ制作や自由製作プログラムでの個人作品づくりに活用しました。これまで古布や柄物のはぎれが多く、素材選びに制限がありましたが、今回はシンプルな布を使えたことで、利用者さん一人ひとりの刺繍表現が際立つ作品づくりにつながりました。素材が変わることで、発想や意欲にも広がりが生まれたと感じています。

埼玉県飯能市にある障害者生活介護事業所「和みの羽」。
布やボタン、刺繍糸、リボン、フェルトなどを活用し、利用者とともにクリスマスリースやオーナメント、シェイカー楽器を制作しました。素材を選ぶ時間も交流の場となり、自立支援課題ではフェルトの靴下を作り洗濯物を干す練習にも活用。リユース素材を通して創作と学びの活動が広がりました。

「ごぼうハウス」は横浜市都筑区にある障害のある方の日中の活動をサポートする地域活動支援センターです。
浴衣や着物の古布は、さをり織り用に裂いて素材として活用し、毛糸は色合わせを楽しみながらアクリルたわしづくりに使用しました。さらに古布を使い、ごぼうハウスのイメージを描いた店頭用の旗づくりにも展開。メンバーがアイデアを出し合いながら制作を進め、素材を生かした創作活動が広がりました。
https://applique.morinooto.jp/project/gobou.html

昨年秋に横浜市中区にオープンしたBankPark YOKOHAMA。
提供された布や端材は、開館記念にエントランスに飾られたキメコミアート作家のイワミズアサコさんの展示作品の制作素材として活用されました。色とりどりの布をコラージュのように組み合わせ、都市の風景や空間を表現する大型作品に展開。リユース素材ならではの質感や色彩が作品の魅力を高め、来場者の印象に残る空間づくりに生かされました。
https://applique.morinooto.jp/news/bankpark-yokohama.html

「編み物コラージュクラブ」は、アート作品やオリジナル商品を発信するためのギャラリー「デザインフェスタギャラリー原宿」で行われている編み物のクラブです。
毛糸を使ったストリートアート「ヤーンボミング」に活用。参加者が編んだ小さなパーツをコラージュし、原宿のデザインフェスタギャラリー内の木々を装飾しました。毛糸だけでなくチャックやベルトなどの副資材も作品に取り入れ、初心者には編み針などの道具も配布。多様な素材が創作と交流のきっかけになりました。
https://applique.morinooto.jp/project/designfesta.html

宮崎県を拠点に活動している「劇団おやま」。
開封直後は仕分けの手間に不安もありましたが、布を広げるうちに舞台や人形のイメージが次々と湧き、創作意欲に変わりました。黒布は人形劇の蹴込みや暗幕に、他の布は人形制作に活用予定です。応援メンバーも加わりアイデアが広がっています。白布で影絵にも挑戦したいと考え、夏のフェスで他団体とも活用を検討しています。

「おどのま」は振付家のはらだまほさんが中心となって活動するアート集団で、スペシャルニーズ(発達上の特性などにより日常生活や教育において特別な配慮が必要)の子どもたちに向けた舞台芸術を創作するためのリサーチ企画「アートと子ども スペシャルニーズ編」を2年計画で進めています。
コロナ禍以後は特に「対話・探究・交流の場」をオンサイト/オンラインの双方で創出しています。多様なテクスチャー素材を活用し、スペシャルニーズの子どもたちの感覚遊び用の小道具やおもちゃを制作。療育現場のリサーチやダンスWSに展開しました。素材から発想が広がり、子どもたちが触れて反応する姿も印象的でした。今後は影絵劇や、藍をテーマに染めた舞台美術としての発表も構想しています。
https://applique.morinooto.jp/project/odonoma.html

脚本家の港岳彦氏が立ち上げた劇団「ヒコ・カンパニー」。
届いた布の量とヴァリエーションの豊かさに驚き、舞台制作の可能性が大きく広がりました。2026年3月末の公演では、イエスが生きていた時代を舞台にした衣装や舞台美術、メインビジュアル撮影に活用。衣装部や俳優の創作意欲も高まり、古布が表現の幅を広げる素材であることを実感しました。次回6月の公演でも活用予定です。

アップサイクル生地を使ったワークショップを開催している団体です。
多彩な資材の中には懐かしさを感じる柄もあり、制作意欲が高まりました。キャンドルナイトでチャリティーバザーを行い、ポーチやキーホルダー、クッションを制作。ハギレはファブリックツリーのWSに活用しました。フォロワーの声を反映して制作し、売上は成育医療研究センターへ寄付。活動の背景にも関心が広がりました。

ワークショップや雑貨販売の売り上げを犬の保護活動に寄付している団体です。
想像以上にたくさんの資材が届き、驚きとワクワクで思わず笑顔になりました。ハギレブローチのワークショップや、リメイク作品のマルシェ販売、子ども向けWSを実施。子どもでも作れる形を考え、試作を重ねる時間も楽しく、新たな企画の検討にもつながっています。資材確保が難しい中で活動の幅が広がりました。
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2022 2023 2024 2025
6400kg ➡ 9400㎏ ➡12,600㎏ ➡15,000㎏ 次の使い手へめぐった布の量
3000人 ➡ 8000人 ➡ 8000人 ➡ 9000人 参加・来場者の広がり
・モニター 43団体(3年間累計)
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寄付のお申し出が増え続ける一方で、保管スペースや人員・資金が限られていることから、受け入れを制限せざるを得ない状況が続いていましたが、
2023年から「地球環境基金の助成を受け、「出口を広げるプロジェクト」がはじまりました。
2024年度は、「ハギレ活用コンテスト」と「めぐるなかま」という二つの新たな活動がスタート。
3年目の2025年度は、新たにアート関連や劇団など、クリエイティブ団体のモニター参加が増え、布の使い道や活用の幅がより一層広がり、まだまだ布の可能性が眠っていると感じました。
また、イベント出展が増えたことで、布の循環量が劇的に増加したことも大きな収穫でした。
この4年でイベントを含む布市の参加・来場者は約3倍に増え、めぐった布の量は約2.5倍になり、出口プロジェクトを含むめぐる布市の活動が、実を結んでいることを改めて実感しています。
今後は各地で「めぐる布市」と同様の活動をしていきたいという団体の支援という新たな取り組みも始まります。
「捨てる」と「つくる」をつなぐ循環の場が各地に広がり、この仕組みがそれぞれの土地に根付いて育っていくことを願って。
来年度も「めぐる布市」の輪をもっと大きなものにするべく、私たちの活動は続いていきます。
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2023年度の出口プロジェクト
https://applique.morinooto.jp/project/deguchimatome2023.html
2024年度の出口プロジェクト
https://applique.morinooto.jp/project/deguchimatome2024.htmll
※この出口を広げるプロジェクトは、地球環境基金の助成を受けて活動しています
布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすために取り組む「めぐる布市」出口を広げるプロジェクトの3年目。今回ご紹介するのは、「ウェルカムベビープロジェクト」さんの活用事例です。認定NPO法人こまちぷらす内にある、プロジェクト戸塚支部事務局を尋ねました。

「ウェルカムベビープロジェクト」は、「まち全体で赤ちゃんの誕生をお祝いし、子育てを応援できる社会になること」を目指しているプロジェクトです。赤ちゃんと家族をお祝いする気持ちを込めて、2016年に認定NPO法人こまちぷらすがヤマト運輸株式会社神奈川主管支店とともに横浜市戸塚区で立ち上げました。

戸塚区内の赤ちゃんが生まれた家庭からお申し込みを受けて、無料で出産祝いを届けています。理念に共感した企業・団体・お店からのプレゼントのほか、まちの人からの手作りのプレゼントもあり、「まちのみんなからの出産祝い」として喜ばれています。戸塚区内の0歳児の約4割にお届けしており、2025年度は約650件にのぼるそうです。
2026年度は新たに、「まちのみんなからの出産祝い」として手作りの巾着をプレゼントしようと、みんなで制作を進めることになりました。

「布も、人の想いも、笑顔も、すべてが地域でめぐっていくように。」との願いを込めて、めぐる布市の出口プロジェクトで資材の提供を受け、巾着づくりに活用しています。
巾着づくりは、「巾着ちくちくの日」と「巾着キットづくりの日」と分けて、ワークショップ形式で毎月数回にわたって場を開き、多世代の方が初めてでも参加しやすいような工夫がなされています。

スタッフの猪谷友子さんに、巾着づくりについてお話を伺いました。
「初めて縫い物をしたい、という方にも縫いやすいレシピを話し合い、縫い方もスタッフやボランティアのみなさんで相談しながら決めていきました。ウェルカムベビープロジェクトのプレゼントを受けとったママが、今度はこの企画に参加して贈る側に回るという循環も目指していることです。その思いと、布の資材をめぐらせるという布市の目指すことが、根っこでつながっているので、スタッフ間でも共感を得ながら進めることができました」

数多くの巾着を制作する上で、布を選んで切ったり、合わせる紐を用意したりという下準備は時間のかかる作業です。その工程そのものをイベント化してしまおうと、キットづくりの日が設けられています。

出口プロジェクトから提供したおもな資材は、布地や糸、紐など、巾着づくりに活用できる品々でした。新たに巾着をプレゼントに加える上で、試作の段階から出口プロジェクトの資材が役立ったそうです。

布地は出口プロジェクトからの提供品のほか、地域の方からの寄付布も活用しているそうです。だれに届くかは分からないので、男女どちらでも使いやすいような布地選びや、リバーシブル仕様にするなど、工夫をしています。

活動がおこなわれている「こまちカフェ」には、赤ちゃん連れのお客さんも多く、今回のキットづくりには、赤ちゃん連れの方が何組も参加されているのが印象的でした。9カ月の赤ちゃんのママは「だれかの役に立ちたいなと思って参加しました。キットづくりで、だれかとなんとなく話せるのは気晴らしになります」と話してくれました。
また、別の9カ月の赤ちゃん連れのママは「背守りをいただいて大事にしています。今は働いていないので、こういう機会に外に出て人の役に立てるのはうれしいです」と笑顔で語ってくれました。
スタッフの猪谷さんも「ものづくりの場ならではの熱量があり、初めての人同士でも協力し合えるのがよいところです」とにっこり。キットづくりでは、参加者同士で自然と教え合う様子が見えました。

上の世代のボランティアのみなさんにも話を伺いました。60代の女性は「私たちが子育てしているときの環境と全然違って、孤独感を味わっているママが多いと感じています。こうした場で若いママと関われて楽しいですし、このギフトを通して、いろんな人が見守っているよ、という気持ちが伝わるといいですね」。70代の女性は「かわいい赤ちゃんにたくさん会えて癒やされます。縫ったり作ったりするのが好きなので、好きなことでお手伝いできるのがうれしいですね」と話してくださいました。

「巾着づくりのプロジェクトをゼロからスタートするにあたって、不安もありましたが、出口プロジェクトがあったことで、資材を提供していただいたり、知見をもとに一緒に資材の活用方法を考えてくださったりと、背中を押してくれるように感じました。そこが一番ありがたいことでした」と猪谷さん。
贈られる側から、贈る側へーーー。地域のあたたかな思いが循環していく「ウェルカムベビープロジェクト」のものづくり。だれかのもとからだれかのもとへと、“大切にしてきた思い”とともに旅していくめぐる布市の資材が、新たなものづくりのスタートの種になったことをお聞きし、胸があたたかくなりました。
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ウェルカムベビープロジェクト本部/戸塚支部事務局
横浜市戸塚区戸塚町145-6 奈良ビル2階 認定NPO法人こまちぷらす内
https://www.instagram.com/welcomebaby_project/
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めぐる布市出口を広げるプロジェクト2025
〈お問合せ〉
認定特定非営利活動法人 森ノオト
ファクトリー事業部(担当:齋藤)
【この活動は、地球環境基金の助成を受けています】

布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすために取り組む「めぐる布市」出口を広げるプロジェクトの3年目。
今回ご紹介するのは、「つづき くるりん環」(横浜市都筑区)さんの活用事例です。
「つづき くるりん環」は、環境に関する素朴な疑問や気づきを共有し、都筑で人とつながり、モノ・人・知識などあらゆる資源を「循環できる地域」を目指して2025年より活動している団体です。
代表の堀 絵里奈さんにお話を聞きました。

堀さんは環境問題への関心が高く、個人でも「ごみを出さないものづくり」を目指して活動していました。
趣味の裁縫でも、ハギレをなるべく出さず、そのハギレも小物にして使い切り、なるべくものを捨てないものづくりをしているそうです。めぐる布市にも足を運び、「地域でもこういうふうに、捨てられてしまうものを活用し、循環させるようなことをしたい団体をつくったら、出口を広げるプロジェクトに応募しようと思っていました」と堀さん。
“ものづくり”をきっかけに、誰もが気軽に集まり、ほっとできる居場所づくりを企画し、その場で出口プロジェクトの資材を活用したいと考えた堀さん。
ものづくりワークショップの資材となるような、ハギレ布や糸、フェルト、ボタンなどの素材を出口プロジェクトから提供を受けました。

出口プロジェクトに応募してから、都筑区の学童クラブでワークショップの機会があり、小学生を対象に、ハギレを使ったコースター作りを開きました。100種類以上のハギレを用意し、表裏合わせて5枚の布を選んで重ね合わせ、ぐるりと一周じっくりとなみ縫いして完成です。
女の子だけでなく、男の子も青系の生地を選んで取り組みました。
初めて布を縫うという低学年の子も、黙々と針を動かしていたそうです。コースターだけでなく、子どもたちは思い思いのものづくりを楽しみました。学童クラブの方には、普段はできない手芸の時間を持つことができ、とても喜ばれたそうです。

また、提供を受けた資材の中にはビー玉も!
学童の野外活動の時間に、焚き火の中にビー玉を入れてビー玉を変化させる“キラビー作り” に活用できたそうですよ。


また、フェルトとビーズやボタンを使って簡単な小物作りをしたり。フェルトは初心者の子たちでも扱いやすく好評だったそうです。
また、2026年2月には都筑区のボッシュホール(都筑区民文化センター)にてコンポストについてのイベントを主催し、「ちくちくの会」としてハギレでのコースター作りを企画しました。この時には大人の来場者が参加し、100種類以上のハギレの中から布の組み合わせをじっくりと楽しんでいました。

学童でのワークショップもこの時も、コースターはこの作り方で作りました。
①12センチ四方の布5枚用意し、そのうち4枚を半分に折る
②1枚の布に合わせる
③まわりを一周なみ縫いする
④真ん中からひっくり返す
縫い方のアイデアに驚いたり、他の参加者の布の組み合わせで個性豊かな作品が出来上がったことに感動し合っていたそうです。参加者の中から、座布団のように四隅に糸をつけてもいいよねとアイデアが生まれたりと、盛り上がりました。

「最初はどうなるか不安でしたが、来場者のみなさんがみんなの作品を写真に撮ってくださったり、アンケートでも満足度が高かったとわかり、ほっとしました」と堀さんも笑顔です。
2026年3月14日には、都筑区役所で「おうちで眠っているモノに新しい人生を!!」をテーマ「つづき人(びと)交流フェスタ」が開かれました。そのイベントで、ボタンや刺繍糸を使って、ぶんぶんコマを作りを企画しました。使った材料は、めぐる布市の刺繍糸、ミシン糸、ボタン、牛乳パック(メンバーの持ち寄り)です。丸く切った牛乳パック1枚の両面にボタンを縫い合わせて、8種類の糸8本を合わせて、小さいお子さんたちにオリジナルのぶんぶんコマを作ってもらったそうです。

この1年の取り組みを振り返り、堀さんはこう話します。
「こうしたものづくりの場を新たに始めるときに、資材は自分の家にあるものだけでは限られますし、新しく買いそろえるのは趣旨と異なると思いました。寄付も団体立ち上げ直後はすぐに集まらないので、出口プロジェクトで針や糸など基本的な手芸用品をいただけたことで、スタートダッシュを切ることができました。実際に自分で場を開く時には、“やるからにはちゃんとした場をつくりたい” “満足して帰ってほしい” と身構えていましたが、参加者のみなさが自分なりにものと向き合って、自分の中から生まれるアイデアで自由に楽しんでもらえたっていうのがすごく印象的でした」
「身近なところから一緒に楽しく始めよう!」をテーマに活動するつづき くるりん環。「家で眠っていたもの、捨てられちゃうものを生まれ変わらせるということを、堅苦しくなく、明るく楽しく伝えていけたらいいなと思います」と堀さん。イベントもその場限りではなく、考えるきっかけになったり、自分でできるアクションにつなげていきたいと考えています。
笑顔が生まれる活動から、小さな日常の変化へと、環境のアクションを楽しみながらじんわりと地域に広げていく活動をこれからも応援しています。
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つづき くるりん環(わ)
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【この活動は、地球環境基金の助成を受けています】

布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすために取り組む「めぐる布市」出口を広げるプロジェクトの3年目。今回ご紹介するのは、「住吉山実里+おどのま」さんの活用事例です。

「おどのま」は振付家のはらだまほさんが中心となって活動するアート集団で、スペシャルニーズ(発達上の特性などにより日常生活や教育において特別な配慮が必要)の子どもたちに向けた舞台芸術を創作するためのリサーチ企画「アートと子ども スペシャルニーズ編」を2年計画で進めています。
アーツカウンシル東京の「芸術文化による社会支援助成」を受けて実施しているこのプロジェクトでは、2025年度に児童発達支援センター3カ所でのリサーチを行い、2026年度に劇場公演とアウトリーチ(各施設に出向いての)公演を行うことを目指しています。
5年ほど前から、「リラックスパフォーマンス」という、障害などを理由に従来の劇場鑑賞に不安がある人も安心して楽しめる公演形態に参加しているはらださん。
しかしやはり劇場に来てもらうこと自体が難しいという現実を目の当たりにし、どうしたらもっと多様な人に芸術体験を届けることができるかということを考えていたそうです。
そんな時にはらださんはヨーロッパ各国の子どものための舞台芸術フェスティバルを訪れ、スペシャルニーズの子どもたち向けの企画がどのフェスティバルにも必ず一つはあると知ったことから、自分でも作ろうと思い立ちました。

この企画に舞台美術として携わるのがアーティストの住吉山実里さん。布などの素材を使った小道具を制作し、リサーチの現場での子どもたちの反応を見ながら手を加えていきます。この日お邪魔しためばえ学園(東京都世田谷区)でのリサーチでは、体に巻くことができるカラフルな布飾りと、帯のように長い形に縫い合わされたさまざまな質感の布、ヘビのような形の布の物体、そしてビニールの長い筒とチャフチャスというブレスレット型のマラカスのような楽器、フレクサトーン(金属板と振り子を組み合わせた楽器)が用意されました。

初めは子どもたちが自由に過ごす教室に入り、小道具を置いてみたり、子どもの反応に合わせて体を動かしてみたり。何かワークショップを行うというよりも、施設のいつもの活動の中に入って、一緒に遊んでみるようなつもりで行うそうです。とりあえず目についた新しいものを端っこに集める子、人形で遊びながらヘビ型の物体を満足げに首にかけて歩き回る子、はらださんをコロコロ転がして遊ぶ子など、それぞれの子が少しずつ大人たちと小道具に興味を示します。
続いて入った教室では、即興パフォーマンスを見てもらいます。不思議な動きを座ってしっかり見ている子もいれば、腕に下げた布の飾りに飛びついて追いかける子も。一通りパフォーマンスが終わると、また一緒に遊びます。長い布の上を花道のように歩いたり、けんけんぱをしたり、縄跳びのように使ってみたり。楽器が大好きなようでずっと嬉しそうに音を出している子もいました。

前回訪れた時とは反応の良さが違ったそうで、めばえ学園の大岩香代子園長先生も子どもたちの成長ぶりに感心したと話してくれました。「何かに興味を持ってもらうことがなかなか難しいため、いかに接点を持つか、人を認識してもらうか工夫し、関係を育てていくことで少しずつその幅が広がっていくんです。今日のパフォーマンスのあいだは動きを追ってちゃんと見ていましたね」
リサーチ後は、「前回はあまり食いつかなかった小道具も大きさや数が変わることで関心を示してくれた」「こんな質感のものが気に入ったみたい」「今回はこの音は嫌がらなかった」など、その日の様子や気付いたことをメンバー間でシェアして今後につなげていきます。
「1対1のコミュニケーションになって、各々のところで何が起こっているか全然違うことも多いんです。私が作ってきたものを子どものちょっと近くに置いて、初めはすぐに反応しないんですけど、知らないフリをしていたらジワジワ触りに行っていたり。そういう待つ時間も大事にしています」と住吉山さん。
はらださんは、「ダンスは言葉とは違うコミュニケーションであることが特徴だと思っています。私を見てほしいというよりは、彼らの世界に入っていって、アートを感じてもらいたい。感じていることをこちらがキャッチするために何ができるかを模索していきたいです」と語ります。
「アウトリーチをすることで親御さんにもどんな作品か、どんなサポートがあるかということを体感いただいて、劇場に行くハードルが少し下がるといいなと思っています」とはらださん。施設によっても、年齢によっても、時期によってもみんなそれぞれ違う子どもたちの反応から、どんな作品が生まれるのでしょうか。
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住吉山実里さん(orangcosong)
おどのま
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布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすために取り組む「めぐる布市」出口を広げるプロジェクトの3年目。今回ご紹介するのは、「HIKARI」(横浜市港北区)さんの活用事例です。
「HIKARI」は、地域活動支援センターとして、精神的な障がいや心の病を抱える方達の社会参加や地域活動を支援しています。市営地下鉄ブルーライン・新羽駅、東急東横線・大倉山駅から徒歩15分の場所に拠点があります。ここを創作活動の場として、刺繍や刺し子の作品制作をおこなっています。
今回、職員の山田さん、大井さんのお二人に話をお聞きしました。

HIKARIでは、刺繍のバッグなどの作品や個人の作品づくりのために、手芸用品を日常的に使っています。作品を販売する際には、なるべく買い求め安い価格を設定しているため、資材にはあまり予算をかけられないのが実情だそうです。「なるべくコストを抑えることで、利用者の方が受け取る工賃に回していくことができます」と山田さん。
もともと山田さんはめぐる布市をご存知で、お買い物もしたことがあったのだそう。制作活動の資材に活用したいと出口プロジェクトに応募し、刺繍に使いやすいシンプルな無地の布、柄のハギレ、糸、ボビン、バイヤステープ、毛糸、編み針など、多様な品々を資材として受け取りました。

「シンプルな無地の布地は刺繍に使いやすくてありがたかったです。ナチュラルな落ち着いたものを選びがちなので、普段は選ばないようなビビットな色合いの生地も譲っていただき、カラフルが好きな方に喜ばれました。好みによらずに布を選べるのはうれしいですし、作品の幅が広がりました」とお二人は話してくださいました。


パッチワークにしたり、バッグの裏地にしたりと、生地はさまざまな形で活用しているため、小さなシミがあったとしても、しみのないところを切って使っていただいています。また、糸の種類が増えることで、布地とステッチの色を合わせたり細かい部分までこだわった作品づくりをすることができるようになったと言います。「購入するとお値段のする資材も、どなたかが使用されなくてめぐる布市さんを通じてHIKARIにめぐってきて、お受け取りすることができて感謝しています」
今回の資材の提供を受け、思い切って練習ができたり、試作ができたりと、普段はできないようなことにもチャレンジできたそうです。


今回、手仕事の温かみと作り手の感性を生かした刺繍作品をたくさん見せていただきました。地域のバザーや地域ケアプラザでの販売会、横浜市民ギャラリーあざみ野でのフェローマルシェなどに出店しているので、そうした場で作品を手にとっていただくことができます。また、手作りサイトのminneでも、商品を販売しているそうです。大倉山の喫茶ぽるくでは、「my favorite cafe」をテーマに作品展を開催し、おしゃれでユーモラスな刺繍をほどこした作品を展示しました。

こちらは、利用者さんがノートに書き留めた詩やイラストをバッグに刺繍した作品です。出口プロジェクトの生地で制作したエコバッグに、ひと針ひと針、詩とイラストを刺繍で表現しています。「普段は選ばないかわいい色の布を使えてうれしかったです」と話してくださいました。

味わい深いネコの刺繍のバッグや色合わせに惹かれるパッチワークや刺し子の作品など、眺めているだけで、心がほかほかとしてくるのを感じます。
これからの創作活動についてお聞きすると「みなさんのやりたいことやアイデアを楽しく形にしていけたらいいですね。これからも提供してくださった資材を大切に活用していきたいと思っています」と山田さんと大井さんは話してくださいました。
めぐる布市に寄せられた手芸用品が、工房を飛び出し、大倉山のHIKARIのみなさんの元へと旅立ちました。職員さんや作り手の方のお話を聞いて、大切に使われた様子がよく伝わってきました。眠っていた布たちに新たな命が吹き込まれ、布や糸たちも喜んでいるように見えました。これからの創作活動も応援しています。
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HIKARI
横浜市港北区大倉山7-1-3
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めぐる布市出口を広げるプロジェクト2025
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認定特定非営利活動法人 森ノオト
ファクトリー事業部(担当:齋藤)
【この活動は、地球環境基金の助成を受けています】

布の循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすために取り組む「めぐる布市」出口を広げるプロジェクトの3年目。今回ご紹介するのは、「理科クラブ」さんの活用事例です。
理科クラブは、横浜市港北区と都筑区で小学生向けに開催されている理科教室です。理科のおもしろさ、ものごとを深く考える楽しさを大切に活動されているという理科クラブ代表の西沢さんに話を聞きに、2025年9月から新拠点に移ったという大倉山教室を訪れました。


大倉山教室は、足を踏み入れた瞬間学校の理科室を思い出させる雰囲気。それは部屋の中心に据えられた机と椅子の影響が大きいように思いました。子どもたちが机を囲んでわくわくしながら参加している様子が目に浮かびます。席に着くと、入り口の脇にある棚が目に入りました。棚には石の標本が所狭しと並んでいます。
ここに置かれている石は、教室に通う子どもたちが理科クラブで使うノートを1冊書き終えるごとに好きなものをひとつ選べる仕組みになっています。


今回、理科クラブが「出口を広げるプロジェクト」に申し込むことになったきっかけは、建築内装材メーカー・南海プライウッド株式会社のショールームを西沢さんが見学した際に、「製造過程で生まれる端材を、ものづくりや学びの場でも活かせないか」と相談したことでした。 その端材は「ファルカタ材」と呼ばれ、植林から成木になるまでの成長が非常に早く、成長の過程で二酸化炭素を吸収することから、環境に配慮した素材として知られています。
「せっかくなら余った部分をもうちょっと有効活用できたらいいよね」と感じた西沢さん。端材をどう使うかを考える中で、釘を打って糸をかけていく「糸かけ曼荼羅」のアイデアが生まれました。
実際に実物を見せてもらうと、多様な色を使った曼荼羅模様がとても素敵でした。

この「糸かけ曼荼羅」は、ただ見た目が綺麗なだけではなく、子どもたちに釘を打つ練習をしてもらえることに加え、糸を「素数」でかけていくということがポイントだそうです。3本ごとに糸をかけていくのか、5本ごとにかけていくのかによって模様が変わり、「素数ってなに?」という話にも触れていくところにサイエンスの要素があり、だからこそ理科クラブで行っているということでした。

そして、せっかくなら土台の板だけでなく、糸かけ曼荼羅で使う糸もリユースのものが使えないかと思った時に、知人である三坂さんが代表を務めるNPO法人Sharing Caring Cultureがめぐる布市・出口を広げるプロジェクトに参加されていることを知り、自身も申し込んでみたんだとか。
今では、出口を広げるプロジェクトで届いた糸に加え、周りの友人などが家にあるちょっとした量の糸を持ってきてくれることもあるそうです。
「ちょっと残っている糸というのはどの家庭にもけっこうあって、めぐる布市に寄付するほどではないような少量の糸を理科クラブに来るついでにママたちが持ってきてくれるんだよね」という通り、糸かけ曼荼羅を中心としてリユースのいい流れが生まれています。

昨年夏頃から試行錯誤しつつ進めていた「糸かけ曼荼羅」は、少人数でのトライアル実施を経て、昨年12月にはコズミックジュニア(民間学童保育)で約80名の児童を対象にお正月飾り製作としてイベントを開催しました。
今年度中はこんな形で何度かイベントを実施し、来年度以降は横浜以外の地域でも展開していこうと考えているとのことです。

この糸かけ曼荼羅の取り組みは、来年度から横浜市の環境教育プログラムである「ヨコハマ・エコ・スクール(YES)」に採用されることが決まっています。これに採用されていると、横浜市内の全学校・学童にパンフレットが配布され、出前講座を受けたいと思った団体から申し込みが寄せられる仕組みです。
既に理科クラブでは海の環境(磯焼け・温暖化)やリサイクル(プラスチック・金属)について考えるワークショップ(ウニランプ作り、基板キーホルダー作り)を環境出前講座として実施していますが、資源の循環を考えるワークショップとして選択肢が増える形になります。
西沢さんのものごとへの取り組み方を見ていると、少人数でのトライアルから始め、段階的に規模を広げていくという丁寧なプロセスがありました。また、イベントを実施する際も、あえて広報よこはまにしか告知記事を掲載せず、広報紙のみの告知でどれぐらいの人が集められるかのトライアルを行うこともあるといいます。そうすることで、横浜市以外の地域でイベントを実施する際、地域の広報紙でどれぐらい人が集められるかが予測できるとのことでした。
身近な場で試行錯誤を重ねながら形にしていく姿はまるで実験に取り組んでいるようで、たくさんの子どもたちと一緒に実験・観察を行っている理科クラブらしい姿だなと感じました。
めぐる布市・出口を広げるプロジェクトへの参加も、西沢さんのトライアルのひとつ。めぐる布市と関わることで、糸かけ曼荼羅が資源の循環に貢献していることが周りに伝わりやすくなりました。
これからも、子どもたちが「おもしろい!」を見つけるきっかけとなるプログラムを展開していく理科クラブの活躍に期待しています。
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理科クラブ
住所:大倉山教室
横浜市港北区大倉山2-4-10
センター北教室(コズミックジュニア:学童保育)
横浜市都筑区中央1-27-6 イストアール2F
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めぐる布市出口を広げるプロジェクト2025
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ファクトリー事業部(担当:齋藤)
【この活動は、地球環境基金の助成を受けています】
